すがすがしい青空会場で2日間を締める-朱雀OK・将軍塚オリエンテーリング大会

9月28日から29日にかけて、京都府オリエンテーリング協会主催による京都オリエンテーリングツアー2013が開催された。29日、秋晴れのもと『華頂山将軍塚』にて行われた、朱雀OK・将軍塚オリエンテーリング大会について報告する。

京都オリエンテーリングツアー2013、南丹から京都へ

京都オリエンテーリングツアー2013は、2日間で府内の異なるクラブの主管で開催された。初日の主管は京都OLC。JOA公認カテゴリーSでパーク-Oツアー in 関西の京都大会を兼ねた、京都OLC40周年大会を始めとする3つの種目が用意された。2日目は朱雀OK主管で京都府民オリエンテーリング大会を兼ねた、朱雀OK・将軍塚オリエンテーリング大会。京都オリエンテーリングツアー2013の2日間合計4種目を全て事前申し込みして皆勤した参加者には、2日目の会場にて特典が贈られた。

本大会の舞台は、前日の南丹市から京都市内に移された。テレインの『華頂山将軍塚』は東山区と山科区にまたがり、会場は東山山頂公園の芝生広場に設けられた。会場横の駐車場まで車で乗りつけることができる一方、公共交通機関利用の場合は観光客でにぎわう街中から延々登り続けることになる。徒歩35分(高齢だともっとかかったかもしれない)の道のりにテープ誘導が施された。誘導は競技エリアを通るため、スタート開始30分前までの会場到着が求められた。

会場の利点を最大限生かした大会

130929s

MA1位の松澤俊行のルート。MAでは⑫が鬼門となったが、ミスを広げないように対応している

台風シーズンでリスクはあるも、この日の京都市は、大会プログラムの表紙の写真に見られるような気持ちよい秋晴れとなった。事前申し込みは70人余りだが、当日申し込みを加えて参加者数は3桁にも達し、それぞれが行楽日和を満喫した。

会場が高所にあるためフィニッシュの高度も下げられないなど、アップを増やさないコースセットには制約が多かったものの、最終的には見事に解決された。テレインは急斜面に特徴付けられるが、上級コースは一部傾斜の緩い所での処理も求められ、バランスよく組み上がった。またスタートを南北方向でほぼ真ん中にある会場付近に設けることで、全てのコースで会場横を通過するスペクテーターズゾーンが盛り込まれた。会場に居ながら競技中の迫力ある走りが見られ、ここを通過する際に自己給水するための飲料置き場も用意された。

MAの上位争いは地元京大の現役・OBに東北大や東大のOB、名大の学生が対抗する構図となり、東北大OBでベテランの松澤俊行(松塾)が2分近い差で貫禄を見せつけた。2位に京大OLCの弱冠2回生、五百倉大輔、3位に今春東大を卒業した堀田遼(養鶏OLC)と続いた。WAは朱雀OKの中から参加に回った2人が2位以内を独占、そのうち関西では上位常連の松本知佐子が抜け出した。また、WAと同じコースのMASでは日本学連会長としても名高い河合利幸(OLCレオ)が勝利した。

表彰式後はMAクラスを制した松澤塾長による松塾が無料で開講した。男女経験値を問わず、真剣に話を聞き、課題に取り組む参加者の姿が多く見られ、質疑応答も活発になされた。また主管者により15時半までは再度入山できる復習メニューが用意された。これも会場が林にアクセスしやすい高所にあるメリットだろう。

朱雀OKは昨年開催した20周年大会で、芝生広場を会場に用意して臨んだものの台風接近に伴う大雨に見舞われた(今大会と違って建物もあり、大事には至らなかった)。あれからちょうど1年、今年もメリットを求めて青空会場に果敢に挑み、見事にリベンジした。大会運営において、いつも挑戦する姿勢を感じさせてくれる。この先もさまざまな工夫を凝らした大会を開いてくれることだろう。

以下、結果より

MA – 3km ↑170m
1 松澤 俊行 0:31:46 松塾
2 五百倉 大輔 0:33:35 京大OLC
3 堀田 遼 0:36:34 養鶏OLC
WA – 2.7km ↑160m
1 松本 知佐子 0:55:32 朱雀OK
2 分木 麻季子 1:01:17 朱雀OK
3 村越 久子 1:11:43 OLC吉備路
MAS – 2.7km ↑160m
1 河合 利幸 0:44:18 OLCレオ
2 永田 実 0:46:28 OLP兵庫
3 前田 春正 0:46:36 KOLA