岩大・県大のホームテレイン、岩姫を走る – 第7回岩県大会

9月8日、岩手県滝沢村において『岩姫慕情~薮立ちぬ、切らねば~』を舞台に「第7回岩手大学・岩手県立大学オリエンテーリング大会」が開催され、M21Aは宮西優太郎(東北大OLC)、W21Aは中村聖美(東北大OLC)が制した。

給水所 photo by運営スタッフ

日本最大の人口を有する村として有名な滝沢村(来年1月からは滝沢「市」となることが決まっている)に位置する『岩姫慕情~薮立ちぬ、切らねば~』は、大部分が岩手大学の演習林であり、岩手大学・岩手県立大学オリエンテーリング部のホームテレインでもある。今大会のテレインについて競技責任者の小向和希に聞いてみたところ「このテレインは急斜面や平坦な場所など、様々な種類の地形があり、色んな目的に沿った練習ができる。岩大・県大が普段どういう場所で練習しているのかも(参加者に)知ってもらえるような大会・コースを提供したい」という思いを語ってくれた。岩姫慕情での岩県大会開催は、第4回岩県大会以来4年ぶりのことだが、前回は1:15000の縮尺だった地図を今回は1:10000で提供しており、大会で使用する範囲を再調査して精度を上げている。テレイン名のサブタイトルにもあるように全体的にヤブが発達し、加えて急斜面も随所に存在しているというこのテレイン。プログラムの言葉を借りればまさに「精神的・体力的なタフさが求められる」コースが提供された。

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M21A上位のルート

競技者もこのテレインには苦労したようで、特に藪の中にある点状特徴物へのアタックはかなりの高難易度であった。また、藪を巻いてかわすか、突っ切るかのルート選択が多く問われた。M21Aを制した宮西は「藪が発達しているテレインと聞いていたので、スピードを出しすぎずに淡々と走ろうとしていたが、多くのレッグでミスをしてしまった」と語っていた。 とはいえ、ラップを見ると2分以上、1分以上の大きなミスはそれぞれ1つずつしかなく、その辺りは「スピードを出しすぎない走り」が活きていたのかもしれない。

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W21A上位のルート

W21Aは、優勝した中村と、準優勝した堀口奈保(東北大OLC)が、共に5番コントロールで10分以上の大ミスをするなど、M21A以上に選手がミスを重ねる展開となった。中村は「地形があるところはうまくいったが、平らな場所や点状特徴物のアタックは失敗してしまった」と、今後の課題を認識したようだ。

PCのトラブルからかラップがweb上にあがらない状況だったが、1週間たってラップの更新が確認された。時間はたってしまったが、本記事と共にレースを振り返ってみてはいかがだろうか?

岩県大会名物「おもてなし」

藪や斜面との格闘を終えて会場に戻ると、そこに用意されていたのはそうめん!

岩県大会では、毎年、レース後に何かしらの料理を振る舞ってくれており、今年もレースを終えた参加者から大好評であった。裏では、調理要員として「職人」が活躍していたらしく、次から次へとそうめんが運ばれてきていた。

大会アンケートでは「来年食べたいものは?」という項目も見られており、参加者に来年の大会への期待もさせていた。

アットホームな雰囲気が好評の岩県大会。近隣からの参加者に加え、遠方からもOBOGが集い、学生時代の思い出のテレインでの大会を楽しんでいた。

今後もこの雰囲気を大事にして、開催し続けてくれることに期待したい。

結果より

M21A – 6.1km ↑310m
1 宮西 優太郎 1:08:44 東北大OLC
2 菅野 敬雅 1:13:02 東北大OLC
3 見目 裕之 1:21:53 東北大OLC
4 小林 遼 1:25:46 渋谷で走る会
5 辻上 裕之 1:26:31 東北大OLC
6 中村 憲 1:28:53 東北大OLC
W21A – 4.4km ↑210m
1 中村 聖美 1:41:12 東北大OLC
2 堀口 奈保 1:42:42 東北大OLC
3 菅野 美里 1:49:25 福大OLC
4 見上 和美 2:09:55 航走の会
5 小野寺 遥奈 2:10:06 MGOLC
6 菅野 仁美 3:09:53 福大OLC
M21A入賞者
W21A入賞者