濃霧と融雪で難度アップ-スキーオリエンテーリング安比高原大会

スキーオリエンテーリング安比高原大会(主催:公益社団法人日本職業スキー教師協会、共催:JOA)は7日、岩手県の安比高原にて開催され21名が参加した。濃霧の中のレースで、MAは黒田幹朗が優勝した。

この大会は公益社団法人日本職業スキー教師協会(SIA)が毎年開いている「SIAフェスティバル2013」のイベントとして、JOAの共催で初めて実施された。

濃霧の中のスタート

濃霧の中のスタート

当日は発達した低気圧の影響で中止も心配されたが、風は無く小雨がぱらつく程度に留まったため大会は実施された。ただし昼頃から雨がやや強くなって来たため午後の初心者向けイベントは中止となった。

運営は岩手県協会の三澤儀男氏と日下雅広氏の他、北海道協会から信原靖氏と熊谷智之氏が金曜より現地入りしコース設定やフラッグの設置を行った。ただ土日とも気温が上昇し雨も長く続いたため、走路となるモービル跡が消えてしまい、さらに濃霧が見通しを悪くしたためレースの難易度は一気に上昇した。

MAには7名が出走し、今シーズン最後となるこのレースでは黒田幹朗が1時間09分41秒で優勝。エース堀江守弘は2分6秒差で2位となった。

黒田は「世界選手権でショートカットしすぎて失敗したため、今回は慎重に方向を意識しながら滑った。何度もコンパスを見ては立ち止まったのでスピードは出せなかったが、そんなに大きなミスもしていない」とレースを振り返った。

堀江は「モービルの跡が分かりにくくなっていたが、それでも跡を見つけ出し辿る様にした。普段は立ち止まる事は無いが、今回は立ち止まったり、少し進んでは戻ったりする事もあった」と話した。

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MAの地図

ラップを見ると堀江は4→5のレッグで黒田に2分11秒遅れをとり、これが全体的なタイムに響いたと見られる。しかし今回のレースコンディションは通常のものではなく、モービル跡のある序盤の<スタート→1>あるいは終盤の<10→フィニッシュ>のラップタイムを見ても堀江の実力が引き続きトップである事に変わりは無いと言えるだろう。

また今回は岩手大学オリエンテーリング部のメンバー9人も参加。先月のインカレリレー女子2位の關明日香さん(4年)は「スキーは2回目で、まだまだ。視界が良くなかったので晴れたらもっと楽しいと思った。上りに技術が必要だと感じた」と話していた。

金メダルを披露する三ヶ田氏

金メダルを披露する三ヶ田氏

なお今回はスキーオリエンテーリングの他にスキーハイキングも同時開催されており、岩手県出身で1992年のアルベールビル冬季五輪ノルディック複合団体金メダルの三ヶ田礼一(みかたれいいち)氏(46)もゲスト参加。表彰式後のジャンケン大会では多くの賞品が提供され、また三ヶ田氏の金メダルも披露され参加者の視線を一手に集めていた。

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