男子下級生好調、女子は京女!-関西学連インカレミドルセレ2012

 クリスマスイブを翌日に控えた23日、関西学連から来年3月のインカレミドル出場者を決める選考会が奈良市の「剣豪の郷 大柳生」にて開催され、推薦を除く男子13人、女子6人の選手権出場者が決定した。

 関西学連の今年度インカレミドルの出場枠はA選手権が男子7人、女子1人、B選手権が男子7人、女子6人。選考会1本で男子上位6人、女子上位1人にA選手権出場権が、男子7位から13位と女子2位から6位までにB選手権出場権が与えられる。別に推薦枠が設けられ、男子A選手権1人(B選手権出場権獲得者が推薦された場合にはB選手権に推薦枠が移る)、女子B選手権1人が諮問委員会により選考される。

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他の選手に7分以上差をつけたWS1位、野島貴子のルート

 会場への公共交通でのアクセスは奈良駅(JR、近鉄)からのバスが往復で1,500円超と高額になるため、バスをチャーターする気合いを見せる大学クラブもあった。会場やスタートでは役員がサンタ帽を着用し、地図の枠には緑と赤のクリスマスカラーが使われるなど、季節を意識したムード作りの工夫が見られた。

 テレインは「剣豪の郷 大柳生」。昨年度のインカレロングセレでも使用されたばかりだが、今回は当時温存された南部をメインに、旧マップ「一体山」の範囲内に収められ、そのうち男子のコースは一体山山頂近くまでが使われた。本レースに併せて修正調査がなされたが、プロと違って細部まで印象どおりに描くのは難しい。傾斜は等高線の本数自体が足りないと思わせるほど厳しい。

 コースは一部コントロールについて、選考会としてはふさわしくないのではないかとの声も聞かれたが、オリエンテーリングのコースとしては種々の課題を盛り込んだ、山林テレインの魅力を生かしたものが提供された。

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巡航速度で頭ひとつ飛び出したMS1位、松下睦生のルート

 男子選考クラスは松下睦生(京都大2)が後続に1分以上の差をつけ、次いで大阪OLCで経験を積んでから入学の新人、五百倉大輔(京都大1)、さらに秒差でインカレロング4位入賞の福井直樹(大阪大3)と、各学年を代表する選手が上位を占めた。女子選考クラスは6月のロングセレに続き野島貴子(京都女子2)が1位。後続に7分以上の大差をつけ、ただ1つのA選手権出場権を獲得した。2位に前之園知江(京都女子大2)、秒差の3位に坂井あんず(京都大3)と続いた。

 大学別で見ると男子はA選手権が京大4人、阪大2人。B選手権が京大5人、阪大1人、関西大1人。一方で女子はAB合わせて京女4人、京大1人、奈良女子大1人。回生別では男子A選手権が2回生3人、3回生2人、1回生1人。B選手権は3回生が3人、2回生が2人、他の回生が1人ずつで、AB合わせた1~2回生7人はすべて京大。若手育成では京大が他をリードしている。女子はA選手権が2回生、B選手権も3人が2回生(これら4人はすべて京女)、3回生と4回生が1人ずつとなっている。

 選考クラスと同じコースが走れる一般クラスを併せると、女子1位の野島は4位に入る健闘を見せた。片や男子では一般クラスからの選手権出場権獲得相当のタイムを許したのは1人しかいない。これらの成績が本戦の結果を占う指標になるかどうか、インカレミドル本戦は来年3月9日、栃木県日光市で開催される。

速報より

MS – 3.4km ↑275m
1 松下 睦生 0:37:05 京都大学2
2 五百倉 大輔 0:38:14 京都大学1
3 福井 直樹 0:38:20 大阪大学3
以下、6位までA選手権出場権獲得、13位までB選手権出場権獲得
WS – 2.41km ↑205m
1 野島 貴子 0:43:02 京都女子大学2
1以上、A選手権出場権獲得
2 前之園 知江 0:50:14 京都女子大学2
3 坂井 あんず 0:50:49 京都大学3
以下、6位までB選手権出場権獲得