女子朱雀が連覇、男子は初の箱根越え!?-第29回ウェスタンカップリレーOL大会

 16日、今年第29回を迎えたウェスタンカップリレーは4年ぶりに大阪府オリエンテーリング協会の主催で、山田池公園(枚方市)にて開催された。女子は朱雀OKが昨年に続いての連覇、男子はトータスが初優勝を果たした。

コントロールに向かう競技者

コントロールに向かう競技者

 大阪府OL協会による主催の大会が、前日のパーク-Oツアーin関西大阪大会と2日連続で開催された。実行委員会は前日の主管とは異なるクラブから人数を出し合って組織され、2日連続となる運営者はいない。夜の間に雨が再び降ったものの、当日には上がって午後には青空の広がる1日となった。参加チーム数は100余りに達し、個人クラスも含めた参加者数は近年コンスタントに300人程集めている。

 年齢別クラスでは、年齢・性別条件を満たせばクラブ代表チームとして何チームでも参加させることができるが、ウェスタンカップを競うMA・WAクラスにおいては代表チームは各クラブ事前に登録した1チームのみで、同クラスの他のチームは一般という扱いになる(複数回目の出走者を含むチームや年齢・性別条件を満たしていないチームはオープンという扱い)。さらに今大会ではMAS、B、MIXといったリレークラスと個人スプリント競技のクラスが設けられた。

 国内のリレー大会では主催者が用意したe-cardの使用のみが許され、マイカードが使えない大会がまだまだ多いが、本大会では同じe-cardで複数回出走しない限り、どのe-cardを使ってもよいというシステムが作られた。また、最終走者の着順判定には、フィニッシュユニットへのパンチ順が用いられた。

 
121216s

MAのコースの1パターン

 テレインの山田池公園は、大阪府内でも枚方市という人の集まりやすい地域としては今どき珍しく、O-MAP化されたのは初めてだ。花木園にはウメやスモモが植わっていて、花のシーズンには多くの来園客でにぎわう。そのため開催時期は当初発表の2月下旬からの変更を余儀なくされたが、来園者の少ない12月の開催であれば支障はないようだ。渉外上、いくつかの橋は競技中は通行不可とされ、そのため中央の大橋は両端を除き、下部の様子が分かるような表記がされた。

 見通しの良い公園である上に道が発達し、公園北部まで展開させて距離を伸ばすには長い道走りが必要となるため、コースは走力偏重となったようだ。例えば公園北部では道沿いとはいえ、特徴物を拾い出して10個程度でもコントロールを置けば、複数のコースパターンを組むこともできただろう。

 MAは本拠地を八ヶ岳(山梨県)に置きつつ常連となったトータスが、全日本チャンプが3回走るオープンのチーム、松塾に1分以内という好タイムで待望の初優勝を果たした。「どこからでも獲りに来い!」一時期はこのような記述が要項に入れられてきたウェスタンカップだが、今までに箱根の関を越えたことがなかった。今回が箱根越えとなっているのかどうかは定かではないが、会場には少なからず衝撃が走った。2位は秒差を制した朱雀OK、3位にOLCルーパーと続いた。

 WAは朱雀OKが、2位のOLCルーパーに10分以上の差をつけて2連覇。カップ対象の中での3位には京大(OLC)が入り、次回第30回となる節目の大会を、4年ぶりに主催する関西学連からの入賞となった。表彰式後の引き継ぎ挨拶では日程・テレインとも未定とのことだったが、今から期待が持たれる。

以下、速報より、

MA – 各5.8-5.9km ↑120m
OP 松塾 1:39:30 松澤俊行-松澤俊行-松澤俊行
1 トータス 1:40:26 石澤俊崇-小山温史-尾崎弘和
2 朱雀OK 1:43:00 海老成直-金谷敏行-寺田啓介
3 OLCルーパ―A 1:43:15 松井健哉-谷川友太-菅谷裕志
WA – 各5.1-5.4km up100m
1 朱雀OK 1:57:32 井手恵理子-松本知佐子-加納尚子
2 OLCルーパ―B 2:08:35 鳥羽都子-小玉千晴-水野日香里
OP 朱雀OK-B 2:10:27 関谷麻里絵-井戸美菜-金谷敏行
OP 三河OLC 2:12:04 疋田はるか-花井理沙-谷川友太
3(一般) 椙山ABCガールズ 2:33:02 井村一乃-伊藤奈巳-吉川真由
5(カップ対象3位) 京大WA 2:51:50 佐野まどか-坂井あんず-内海真弓