尾根沢複雑、見通しも利かず-第16回京大・京女大大会

 27日、三重県伊賀市は時折陽が差すも、概ね曇りの天気で推移した。第16回京大・京女大大会が伝統ある「青山高原」で開催され、250人もの参加者が、尾根沢が複雑に発達した関西風味のテレインを堪能した。

 関西で京大・京女大大会といえば、ビッグイベントという位置付けになるだろう。京大・京女は学連定例戦の開催も年ごとに担う中、大学大会の毎年開催とはなかなかいかないようだ。本大会は一昨年度以来となり、時季は何月頃という特徴はなく、今回は秋のベストシーズンでの開催。この日は体育館内は冷え込みが厳しかった一方、外に出れば日差しは快適で、絶好のOL日和だった。

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いくつかミスはあるも押し切ったW21A1位花木睦子のルート

 「青山高原」はO-Map化されて以来、今年で20年が経過した。様々な大会に用いられてきただけでなく、合宿テレインとしても人気が高い。今回は2003年度の春インカレで使われた地図をベースとし、植生の再調査が行われた。ミドルディスタンスの大会であるため、交通アクセスの良い南側のみがリメイクされ、それにより1:10000の縮尺でA4用紙1枚に収まるようになった。旧マップの範囲の中でも比較的見通しの利かない林が多いエリアで、その分、テクニカルといえそうだ。

 今回はJOA公認大会ではないが、関東方面からの参加も多く、また西の参加は九州にまで及んだ。次の春インカレが関西は滋賀県の尾根沢が細かく入り組んだテレインでの開催が予定されている。三重県から関西にかけて見られる、似た特徴を持つテレインで練習しようという関東からの学生が目立った。

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ほぼ完璧にミスを抑えたM21A1位松澤俊行のルート

 M21Aは、インカレロングチャンプに全日本チャンプも加わった関東勢をベテラン松澤俊行(静岡OLC)が迎え撃ち、スピードで圧倒するだけでなく1ヶ所最大20秒余りのロスに抑えた堅実なレースで他を粉砕した。”ミスを除いたタイム”の計算値でも誰も松澤の実タイムに及ばない圧勝振りだった。2位は地元関西から海老成直(朱雀OK)が、3位には関東から遠征してきた太田瑛佑(早大OC)が入った。

 女子は京大・京女大出身の世界選手権代表たちが「今日は練習」とM21Aに参加したり、負傷して棄権したりとW21Aの上位争いには加わらず、関東勢以下、関西以外の選手が上位を占めた。その中で、同地で開催されたインカレリレーの金メダリスト、花木睦子(トータス)が格の違いを見せつけ、5分近い差で優勝。東海から疋田はるか(三河OLC)が2位、北信越から学生の池嶋美佳(金大OLC)が3位と各地の選手が続いた。優勝者には協賛の地元酒造会社から酒瓶が贈られた。

速報より、

M21A – 4.5km ↑325m
1 松澤 俊行 40:12 静岡OLC
2 海老 成直 45:55 朱雀OK
3 太田 瑛佑 46:41 早大OC
W21A – 3.5km ↑255m
1 花木 睦子 53:34 トータス
2 疋田 はるか 58:11 三河OLC
3 池嶋 美佳 1:00:02 金大OLC

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