走りやすく目新しいテレイン!-第19回札幌オリエンテーリングクラブ大会

 10日、北海道石狩市の石狩浜は暑くもなく穏やかな天候に恵まれた。海岸沿いの平坦な草原を舞台に第19回札幌オリエンテーリングクラブ大会が開催され、40人ほどの参加者が、一風変わったニューテレインを楽しんだ。 

 札幌OLC大会が北大大会の前日に開催されるのは、昨年に続き2年連続。前回は5月下旬の開催だったが、今年は互いに9月第2週での開催となった。この季節は北海道でも晴れると日差しがきついが、この日は終始薄曇りの天候で、また浜風も穏やかだった。1週間前の台風12号の影響による大雨でテレイン内に溜まった水も引き、絶好のコンディションで参加者たちを迎えた。

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M21A1位岡本耀平のルート。残念ながらGPSは不装着

 テレインは石狩湾の砂浜と時折車の通る道路に挟まれた草原。地面は砂地だが概ね草に覆われ、砂地の地図表記の箇所以外は砂で足を取られるような抵抗は大して感じられない。100~150m程度の幅で長手方向に延々と続き、今回は2km余りの長さのエリアが調査・作図された。建物は辛うじて遠方に望むほどしかなく、ほとんど木のない砂地に生えたススキと下草、それにどこからか入り込んで走り回るオフロードバギー車により造られた道がテレインを特徴づける。今回使われたエリアはそうした車が入ることが少なく、幸い当日に見ることもなかった。

 本大会には充実したホームページが用意され、春先からの地図調査の様子も写真入りで紹介されている。地形の表現は難航したようだが、GPSで得られたデータを基に、精度の高い地図に仕上がった。競技エリアが細長いため、地図には斜めに2分割して描かれ、この点はプログラムで周知された。また地図面にもテレイン全体の縮小図を入れ、競技中の混乱を防ぐ最大限の配慮がなされている。

 現地は初夏にかけては草丈が低く、全域見渡せそうな状況だったが、夏の盛りを過ぎて育ったススキがほどよく視界を塞ぎ、単に走るだけのオリエンテーリングとは一線を画したものになった。砂の凹地を通ることはあっても砂浜を走るレグはなく、最速でキロ当たりタイム7分台の高速レースが展開された。

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テレイン北東部を含む空中写真(フィニッシュ近辺設置の掲示板より)

 M21Aは札幌市出身の京大3回生で、1週間前に行われた京大・阪大(+京女大、奈良女大)合同夏合宿の部内杯を制した岡本耀平(鞍部同好会)が余勢を駆って制勝。W21A、M35A、W35A(参加者なし)も同じコース設定で、同一コース内のトップスタートでもあったが、コース最速のタイムをマークした。2位には熊谷智之(ルスツOC)、3位に金和也(金大OLC)と続いた。またW21Aは塚田真由美、M35Aは町井稔(長野県協会)がそれぞれ1位に輝いた。

 北海道のOL界に馴染み深いと思しき参加者には出走前に小型GPSが渡され、装着してルートを集める試みがなされた。大会サイトのリザルトのページからはGPS軌跡の入った地図が分割なしで見ることができる。

 北海道では翌11日に北広島市で第33回北海道大学オリエンテーリング大会が開催され、(道協会HP掲示板によると)19日には同所で練習会が、また23日からの3連休にはルスツを舞台に北海道アウトドアフェスティバルが開催される。

速報より、

M21A – 4.1km up36m
1 岡本 耀平 0:30:18 鞍部同好会
2 熊谷 智之 0:34:56 ルスツOC
3 金 和也 0:35:03 金大OLC
W21A – 4.1km up36m
1 塚田 真由美 0:58:35
2 石塚 直美 1:01:24 ROC
3 西谷 佳菜 1:20:13 京女OLC
M35A – 4.1km up36m
1 町井 稔 0:36:28 長野県協会
2 田中 徹 0:38:00 京葉OLクラブ
3 大林 俊彦 0:45:53 大阪OLC

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