美、微、Bの公認大会-関西パークO in 滋賀

 9月11日(日)、しばし夏の暑さが戻った滋賀県大津市で、今年度の関西パークOシリーズ滋賀ラウンドが行われた。

 2003年度からシリーズ開催され、すっかり定着した関西パークO。西日本のオリエンテーリング界にスプリントOの魅力を広め、競技者たちの技能向上にも寄与し続けている。「パークO」と銘打っていながら、関西特有の急斜面に満ちた見通しの悪い里山を中心にコースが組まれることが多いのも特徴だ。「関西ではスタートかゴールが公園ならパークO」「普通は走りたくないような場所も、距離の短さにごまかされて走らされる」と、皮肉混じりの感想をこぼしつつも、その辛口の設定に病みつきとなり、シリーズの常連となってしまう者も多い。

全日本スプリント選手権が開始されてからは、そのE権を狙える大会、という点もシリーズの売りになっている。ただし、今回の滋賀ラウンドはS(スプリント)公認には指定されていない。1:10000図(クラスによっては1:7500図)を用いてのミドルレースで競われ、SではなくB指定の公認大会となった。すなわち、2012年5月に広島県で予定されている全日本選手権につながる大会との位置付けである。マンネリを打破しようと、常にチャレンジな姿勢を見せる関西パークOシリーズが、また新たな可能性を切り拓いた。

テレイン「源内峠」は、典型的な滋賀の尾根沢テレイン。その尾根沢の細かさは、ミドル競技開催にふさわしく相当なものである。それでも、関西地図製作所によるマップは、その微地形を高精度かつ適切に表現し、競技性と公平性を保証。競技者は集中力と精緻な手続き、ミスにへこたれないしぶとさ、粘り強さを余すところなく問われた。男女最上級クラス上位は以下の通り。

MA – 3.2km
1 松澤 俊行 36分16秒
2 寺村 大 42分53秒
3 石黒 文康 43分48秒
WA – 2.4km
1 加納 尚子 34分47秒
2 斉藤 早生 46分58秒
3 松本 知佐子 55分49秒

今年度のパークO関西はあと3戦、10月29日(土)の大阪ラウンド、11月26日(土)の京都ラウンド、12月3日(土)の兵庫ラウンドを残しており、いずれもS公認での開催となる。いずれの大会も、滋賀ラウンド同様に一工夫を加えてくれるのではないか。スプリントファンも、そうでない愛好家も、期待して良さそうだ。

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 見通しが利かない細かい尾根沢地帯。1番コントロールでいきなりこのエリアにアタックするクラスもあり、難渋する選手も続出。

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 受付では日本代表選手・関谷麻里絵が笑顔で参加者を迎える。会場は居心地が良い広場に設けられ、スタート地区とフィニッシュも広場内という「パークO」らしい親切設定。

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 表彰式の様子。各クラス優勝賞品は滋賀県の大会ではおなじみ、クラブハリエの美味しいバウムクーヘン。表彰式後のジャンケン大会では、3名の参加者がこの垂涎のバウムクーヘンを獲得する幸運に浴した。

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MA
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WA

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