秘境を味わうが如く-第15回佐賀県さわやかスポーツ・レクリエーション祭オリエンテーリング大会

 22日、佐賀市北部は雨のち晴の空模様。佐賀市富士町の北山キャンプ場を会場に第15回佐賀県さわやかスポーツ・レクリエーション祭オリエンテーリング大会が開催され、30人を超す参加者が、湖畔の自然を楽しんだ。

 佐賀県でのOL大会は現在、5月のさわやかスポレク祭大会と11月の佐賀県OL大会が定番となっている。佐賀県OL協会は前者が主管(主催は佐賀県さわやかスポーツ・レクリエーション祭実行委員会)、後者が主催という形だが、実務的には図作成から当日運営まで、両者の運営を一手に引き受けている。年2回の大会の際は新たなテレインも開拓しつつ、県内広く各地に存在するテレインをうまく使いこなし、常連参加者を飽きさせず楽しませている。地図の精度も高く、どの大会に参加してもハズレがないという意見にも説得力があるように思われる。

 九州では5月第4週といえば本大会のようだ。九州南部が入梅宣言されたと見られ、この時季は走り梅雨の大会となることもある。1年前の大会では吉野ヶ里歴史公園での開催で一部話題となったが、天候に恵まれなかった。この日も10時頃までは降っていたが、参加者の出走に合わせるかのように雨がやみ、晴れ間も見せ始めた。朝の雨で参加者の出足が鈍ったかもしれないが、福岡・山口両県の常連に加えて佐賀県にゆかりある若手や鹿児島からの参加者も見られた。

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ルート検討用大判地図が用意された

 北山湖に食い込む半島の森がテレインで、佐賀県内では東西でちょうど真ん中あたり、福岡との県境から南に直線約5km。近隣10km以内には鉄道は走っていないが、車で福岡市中心部から1時間程度という立地だ。地図東端部分が旧三瀬村、大部分が旧富士町だが、今は合併していずれも佐賀市の一部となっている。

 紙CCと針パンチ使用ながら地図はOCAD作図で、コース図の透明化処理もなされている。1:5000の縮尺に対して等高線間隔5mで表され、基本的に山林でのOLだ。きれいに見通せる林と葉が茂って見通しの利かない林が程よく入り混じり、それらをうまく組み合わせたコースが提供された。スタート周辺から北東側にはテントサイトが広がり、パーク-Oのように高速走行可能な部分も見られる。

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一般A男子上位3人のルートが描き込まれている

 一般A男子は2桁の参加者を集め、要項記載の地図縮尺からパーク-Oだと思ってランニングシューズで走った参加者や、湖に沈む橋にレース中に足を乗せ、上半身まで水に浸かる参加者もいた。上位争いは佐賀県の大会で連覇を続ける吉村年史(北九州OLC)に、関西勢が対抗する構図となった。一般A女子は常連だった有力選手の島外への異動もあり、半田博子が無敵状態になった。

 スタートが終わると会場に大判のコース図が貼り出され、何色ものマジックが用意された。参加者が戻ってくれば、適宜ルートを描き込んで検討会が行われる仕組みが出来上がっている。一般A男子は上位3人のルートがそろい、各々感想を述べ合ったり、質疑がなされたりした。この工夫も参加者にとってありがたい。

 佐賀県のOL大会は、福岡県での定番大会と共に参加費が1,000円以内に納まるのも魅力だ。関西以東のオリエンティアにとっては遠征になることや他のイベントと日程が重なることが多いなどハードルは高いが、温泉もあちこちにあり、九州オリエンティアにとってはクラブ単位で楽しみにしている大会のようだ。

速報より、

一般A男子 3.1km
1 奥村 理也 0:37:58 ウルトラクラブ
2 吉村 年史 0:39:42 北九州OLC
3 福田 雄希 0:46:13 京大OLC
一般A女子 3.1km
1 半田 博子 1:10:32 博多OLC
2 佐久間 千恵子 1:44:07 博多OLC

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