灰を踏みしめ、お宝発見!-桜島溶岩レク・ロゲイニング大会

 15日、九州・鹿児島県は穏やかな晴天に恵まれた。その名のとおり桜島の溶岩地帯を舞台に桜島溶岩レク・ロゲイニング大会が開催され、120人余りの参加者が隠れた名所を探して思い思いに楽しんだ。

 本大会は、九州初開催のロゲイニング大会となった。NPO法人桜島ミュージアムを事務局とし、みんなの桜島協議会の主催で開催された。桜島の自然、とりわけ独特の溶岩地帯を生かしたイベントが模索され、関係者にオリエンテーリング経験者がいたこともあり、流行に乗ってロゲインを開催する運びになった。

 当初は3月13日開催で予定されたが、東北・北関東の大地震により遠く鹿児島県沿岸にも津波警報が発令、公共交通機関の不便も鑑み中止を余儀なくされた。日程調整の結果2ヶ月あまり遅れての開催となったが、それにより参加できなくなった申込者の参加費は、東日本大震災の義援金に充てられた。逆に日程変更により参加できるようになった参加者もいて、地元鹿児島大学探検部や家族連れなど県内在住者を中心に、遠くは関東・関西からも参加者を集めた。

 この日は日差しは厳しいものの、木陰に入れば乾いた空気が涼しさを運んでくれた。会場の溶岩なぎさ公園は、鹿児島市と結ぶフェリー乗り場から徒歩10分。公園内にある長さ100mの足湯が名所になっている。駐車場の路面や公園の舗道などには火山灰が薄くたまり、南岳は競技中にも噴煙を見せていた。

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写真見本表

 大会はフォトロゲ形式で行われた。縮尺1:15000、A3大の地図範囲の中に30箇所の名所あるいは無名の特徴物がポイントとして設定され、地図と共に配られる写真見本表に従ってデジカメ写真を撮ることにより通過証明としている。一部、似たような特徴物が多い箇所は、OLのフラグ(板)を設置することでポイントを特定している。道から外れた溶岩地帯は立入禁止で、基本的に道をつないで回ることになる。ポイント間によっては大幅な迂回が必要となり、3時間の制限時間で全部回ることは難しいようだ。実際には溶岩地帯は足場が悪い上に薮がちで、急斜面の所ではショートカットしたとしても余計に時間がかかるようにも思われる。

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一般男子1位、ウルトラクラブのルート

 クラスはファミリーと一般の男子・女子・混合が設けられた。各クラスとも2~5人のチーム制で行われ、1人でも参考記録ながら参加できる。地図を見ての作戦タイムは20分。全クラスが同時にスタートする。ポイントの番号がそのまま得点を表し、それぞれ8点から100点に設定された。満点は切りの良い数字に合わせている訳ではなかった。制限時間オーバーは1分切り上げごとに50点のマイナスで、10分を超える遅刻をしそうな場合は電話連絡を求められた。また競技中は随所に監視スタッフが配置され、安全確保と共に適宜写真撮影がなされた。

 各クラス上位3位までが表彰対象となり、桜島特産でこの時期が旬のビワや、同じく桜島特産の小みかんを練り込んだサブレなどが賞品として贈られた。最高得点は一般男子の北虎会が695点をマークしたが、個人での参加のため参考記録とった。他にいくつかの特別賞が設けられ、それぞれ表彰された。

 新聞社の取材陣も参加するなど、地元での注目度は高かったようだ。閉会式の挨拶では、来年も開催するとの発言が聞かれた。雄大な景色や温泉などの楽しみもあり、遠方から参加の折は、日程に余裕を持って堪能されたい。

速報より、

一般男子
1 ウルトラクラブ  692点
2 祝☆新幹線開通  506点
3 北九州OLC-A  481点
一般女子
1 ヤシヤシ会  404点
2 オリエン&旅行愛好会  332点
3 雨ニモ負ケズ  264点
一般混合
1 SCC菜の花組  573点
2 ナマヒゲ海賊団  512点
3 チームワダ  455点
ファミリー
1 チームなかきや  388点
2 チームゆうすけ  382点
3 チームわなげ  334点

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