あんぶ巡りに非ず!-第1回鞍部同好会大会

 27日、兵庫県西宮市は概ね晴天に恵まれ、まずまずの行楽日和。甲山森林公園を舞台に、第1回鞍部同好会大会がミドルとスプリントの2本立てで開催され、80人余りの参加者が熱戦を繰り広げた。

 鞍部同好会とは、プログラムによると京大OLC31期(2回生)を中心に、全国各地の大学生オリエンティアにより結成されているとのこと。地図の修正調査・作図は上記京大生によって行われた。京大生を中心とした、大会を開催する有志集団という点では、腹割会やぞんび~ずなどと同じ類いということなのだろうか。

 ここ数年であれば既に咲いていそうな会場の桜は、まだまだその気配を見せない。この日は空気が冷たく、日が翳ると寒さを覚えるものの、陽射しは暖かく春を思わせるものだった。東日本における地震・津波災害の影響により、本大会においても開催の是非が検討されたが、好天の下、無事開催の運びとなった。

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ミドルMAの上位2人のルート。4番、5番、15番へは大きくルートが異なる

 甲山森林公園は古くからテレインとして親しまれている。16年前には、この地で予定されていたウェスタンカップリレー大会が、直前の阪神大震災のため中止されている。震災後しばらくの間、復興のための資材置き場として利用されていたようだ。参加者からは、発表されたコースの登距離から会場北西の甲山山頂まで登るだろうとか、全コントロールが鞍部に置かれるだろうとか憶測が飛び交っていた。実際には鞍部と認識できるもの自体が少ないテレインだ。

 午前中にミドルのレースが縮尺1:10000の地図で行われ、そのフィニッシュ順に昼過ぎからのスプリント(1:5000の地図使用)のスタート順が割り振られた。ミドルの1分間隔スタートに対し、スプリントのスタートは30秒間隔だった。表彰はミドルが各クラス3位までなのに対し、スプリントは各クラス1位のみ行われた。

 ミドルは細かい地図表記の読み取りに難をきたし、いわゆるつぼり合いの展開となった。MAは当日参加の谷川友太(片塾)が、松澤俊行(松塾(初代塾長))に11秒差を保って優勝した。思うように体が動かなかったとのことだが、ミスを抑えたレースを完遂した。WAは、半田博子(博多OLC)が強さを見せ付けた。

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スプリントA勝者松澤俊行のルート。6番でのロスをその後挽回

 スプリントは性別関係なくA,Bの2クラスのみ設けられた。概ね走力が要求されるコースが組まれ、Aは松澤が名誉挽回を果たした。終わってみれば30秒以上の圧勝だったが、コース終盤までは2位で午前中のミドルも3位に入った瀧本拓央(名大PAL’s)に先行される展開だった。3位には東北大OBの八神遥介が食い込んだ。

 計算センターのトラブルにより、速報を待っていた参加者たちは、そのまま表彰式に臨むことになった。中には成績だけ確認したらすぐ帰るつもりが、思いもかけない入賞で表彰される人もいた。表彰式後は松塾が開催され、熱心にルート検討に臨む参加者たちの姿が見られた。参加費に上乗せの形でチャリティが集められ、チャリティ分は被災地区で活動する北東学連に贈られる。

速報より、

ミドル

MA 3.08km up285m
1 谷川 友太 0:30:27 片塾
2 松澤 俊行 0:30:38 松塾(初代塾長)
3 瀧本 拓央 0:32:22 名大PAL’s
WA 2.38km up225m
1 半田 博子 0:51:02 博多OLC
2 谷口 美貴 0:57:22 (大阪府)
3 石川 実起 1:12:21 奈良女子大学

スプリント

A 1.97km up100m
1 松澤 俊行 0:14:50 松塾(初代塾長)
2 瀧本 拓央 0:15:23 名大PAL’s
3 八神 遥介 0:15:47 (青葉会)

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