うどんの国に全国から-トレイル・オリエンテーリング四国inまんのう、併設ス プリント大会

 31日、香川県は台風一過にならず、ぐずついた天気。スプリント大会を併設した、JOAとしては四国で初となる公認大会、トレイル・オリエンテーリング四国inまんのうが国営讃岐まんのう公園にて開催された。

 国営讃岐まんのう公園(仲多度郡まんのう町)は、国内最大の灌がい用ため池である満濃池の北東に隣接し、森林部分を含めて東西2km、南北1.5km以上もの広さを持つ。満濃池には龍が住んでいたという伝説があり、龍がマスコットキャラクターのモチーフになっている。園内にはいくつもの大型遊具や4.5kmのサイクリングコース、オートキャンプ場などを備え、家族総出で楽しめる。

 香川県では、7年前に善通寺市でスポレク香川のOL大会(スコア-O)を開催。島の内外から参加者を集めて当時話題になったが、今回の規模はさらに上回った。この日は関西学連定例戦や北東選手権などと重なったものの、トレイル-Oとスプリントを組み合わせたことにより、各種目あるいは双方を目当てに全国各地から愛好者が集まった。北は新潟や栃木、南は高知に及び、名古屋や北九州からの日帰りの参加者や、四国に赴任し久々のOL参加となった大学OBらも見られた。

 今大会は公園管理者の協力も得られ、NPO法人トレイル・オリエンテーリング協会の幹部達を中心に、田中会長の所属する入間市OLC、地元香川や隣の愛媛、岡山の県協会関係者らが一丸となって運営に当たった。トレイル、スプリントともそれぞれ組み慣れたコースセッターにより、競技性の高いコースが提供された。

 トレイル-OはJOA公認大会として午前から、併設スプリントはその後、午後から行われた。トレイル-Oのトップスタート前後から雨がぱらつき、スプリントのスタートまでには本格的に降り始めた。逆に好天であれば、一般来園者の多さから衝突への対処が常に求められるレースになっていただろう。雨は最後まで降り続き、参加者達は限られた屋根下のスペースを譲り合って使っていた。

 他の国営公園の多くでO-Mapが作成・利用されているが、この公園にも森林部分の通行可能度の入ったパーマネントコース地図がある。中にはスプリント出走後にパーマネントコースを回る参加者もいた。今回競技に使われたのは芝生広場を中心とした「竜頭の里」エリアで、10万株単位の花畑が四季折々に彩り、この季節はコスモスを中心に咲き誇る。大部分をサイクリングロードの内側に収めるコース設定だったが、橋や地下道を使って周囲の林に出ることもできる。現状は植生が悪く、イノシシも出るとのことで外の林は使われなかった。

 スプリントA(SA)クラスは、レグ線を追って次のコントロールを視認するのが容易でないコースが組まれた。コントロール飛ばしによる失格者もいた中、トレイル-Oでもその才能を遺憾なく発揮する藤生考志が、スピードで他を寄せ付けずに圧倒した。女性1位は水嶋直子。トレイル-OのAクラスは2つのタイムコントロールを含めた満点賞3人の争いとなり、木村治雄が接戦を制した。

 両種目ともA,B,N各クラス間に明確な参加費の違いがあり、Nクラスには成績による表彰はなく、もれなく参加賞が贈られた。表彰式は予定より30分近く早く始められ、各入賞者には名物讃岐うどんの折り詰めが贈られた。四国では翌週11月7日に毎年恒例のスポレク愛媛大会が、えひめこどもの国にて開催される。

 以下、速報より

SA – 3.4km ↑60m
1 藤生 考志 0:18:16 東京OLC
2 奥村 理也 0:19:08 ウルトラクラブ
3 水嶋 孝久 0:19:11 入間市OLC
17(女性1位) 水嶋 直子 0:27:29 渋谷で走る会
トレイル-O Aクラス 17点満点
1 木村 治雄 17点 21秒 入間市OLC
2 小泉 辰喜 17点 23秒 東京OLC
3 山口 拓也 17点 40秒 浜松OLC
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スプリントAクラス1位、藤生考志のコース図

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