田中徹選手兼任監督に聞く-WTOCを振り返って

ノルウェーのトロンハイムで開催された世界選手権(フットOおよびトレイルO)は全ての日程が終了し、17日には多くの日本選手が帰国した。この日に帰国したトレイルOの田中徹選手兼任監督に今大会を振り返ってもらった。


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帰国直後の田中徹選手兼任監督と藤生考志オフィシャル

-:まず1日目を振り返ってください。

田中:1日目は公園タイプのテレインで、日本でも馴染みのある課題が多かったもののオープンクラスの3選手はそれぞれ異なるコントロールでミスをしてしまった。レース後にお互いの解答を確認した際は、「それぞれミスしてはいけない所でミスをしてしまった」という認識で一致した。選手の洞察力が欠けており、結果的には1日目で満点を取らないと上位は望めなかったと言える。また目線の高さが10cm違ってもフラッグの見え方に大きな差が出るようなコントロールがあり、木島選手などの車イスの選手には不利があった印象がある。

-:1日目を終えてチームはどのような雰囲気でしたか?

田中:オープンクラスは3人ともトップと2点差以内で、昨年のように2日目で逆転できる可能性は充分あると考えており、悲観はしておらず雰囲気は良かった。

-:それでは2日目はいかがだったでしょうか。

田中:2日目には日本がこれまで経験した事の無いフラッグの設置のされ方をしたコントロールがいくつかあり、解法や手がかりがなかなか掴めず得点を伸ばせなかった。個人的にもチームオフィシャルミーティングで「正解無しの課題はクリア&クリーン(明らかに正解無しと判別可能)である」と聞いており、1~2mのフラッグのずれは許容範囲と判断したため「Z(正解無し)」と解答したコントロールは2つに留まった。実際は「Z」が正解のコントロールは6つあり、数mのフラッグの差を読み取らなければならなかったのは苦しかった。

-:今回の日本の成績についてはいかがお考えでしょうか。

田中:今年の成績は振るわなかったが、日本の選手は皆ベストを尽くしたと考えている。中でも鈴木規弘選手は高難度の2日目でも良いパフォーマンスを出した。今後の日本は更に海外経験を積み、どの国で世界選手権が開催されても対応できるスキルを身につけていく必要がある。世界選手権で同じミスを2度繰り返してはならない。

-:お疲れのところ誠にありがとうございました。

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