熱戦の全日本リレー、東京が制す-全日本リレー大会2009

 第18回全日本リレーは1日、新潟県見附市の『大平森林公園』にて行なわれMEクラスは東京都が、WEクラスは神奈川県がそれぞれ優勝した。団体総合優勝は東京都となった。

 28都道府県から160チームの出場と過去最多のチーム数となった今大会、東京都が有力視されつつも埼玉の3連覇がなるか、それとも他の府県が来るのか注目されていた。結果としては1位東京・2位埼玉・3位神奈川となり、過去の優勝経験のあるこの3都県の強さを再確認させられた。

 全日本リレーは日本選手権クラスだけでなく各年代別の選手権もあるので、クラス別に見れば3強のほかの道府県も健闘が見られる。しかし日本選手権男女2クラスとその他3クラスのポイントで競う団体総合ではやはりこの3都県が強い。単純に競技者数などで見れば愛知も負けていないし大阪も参加チームは多い。しかし優勝の2文字にはもう一歩届かなかったようだ。

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都道府県対抗の熱い戦い

 男子日本選手権は前評判の高い東京都(篠原岳夫-加藤弘之-山口大助)が評判どおりに勝利をもぎ取った。もっともレース内容は本人たちにしてみれば褒められたものではないようだ。しかしどれだけミスをしても1秒でも速ければ順位が上になる競技、どんなにミスをしても勝利を手にするのが強さ。ミスをしても勝てるというのは目指していた強さの1つだろう。

 昨年優勝の埼玉は走順ごとに順位を上げていくも今一歩届かず3位。大エースの高橋が来年から福島に移るとのことで戦力ダウンが心配される。しかし埼玉は第2チームが6位に入っており層の厚さが出てきている、今後の動きに注目したい。昨年3位だった静岡は今年村越がチームから抜けるも松澤俊行の加入によりむしろ戦力アップ。2走で14人を抜いた松澤の快走もあり5位。

 女子日本選手権はいまいち参加チームが集まらない中茨城が最有力か、というところだった。しかし2走朴峠が1箇所で10分近くのミス。それでもこの時点では1位だったのだが、最後の最後で3走千葉が神奈川3走の石山に捕まってしまう。勝負はラストコントロール~フィニッシュラインとなり、これを石山が制して優勝。3位はNT級2人を擁する三重+滋賀連合。関谷・加納の2人が52分台の好タイムを出すもののもう一歩のところで3位。

 一方、神奈川・埼玉の1走2走が母子リレーとなっていることで、ごく一部で注目されていた。しかし埼玉1走の高野がレース中に頬に枝が刺さる怪我をし、何とか完走するもののそのまま病院へ。3走皆川が抜き出たタイムで追い上げるももはや勝負という雰囲気ではなかった。(怪我は大事無く外傷のみで済んだとのこと。)

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新潟:藤沼 長野:丸山

 日本選手権以外のクラスでは3強以外の府県も上位に上がっているが3強はどのクラスでも上位に顔を出している。やはりこの全体的な層の厚さが大きい。
また今回は「ふるさと登録制度」ということで、競技者登録している場所とは違う都道府県にも登録して全日本リレーに出場できる制度が試行された。これが活用された例は多くは無いが、今回の主管県である新潟では藤沼崇などがこれを活用して出場している。来年の大会でこの制度が適用されるかは分からないがこれにより出場機会を得る選手、選手を集めることのできる都道府県もあるので是非継続してほしいものだ。
選手集め、そしてそのための情報収集からすでに全日本リレーの勝負は始まっている。

 今回はこれまでで最大のチーム数となった。しかしそれは1つのクラスに複数チームを出せることになったからでもあり、参加都道府県数では過去にもっと多くが参加した回もある。ふるさと登録などの例を活用して、千葉県開催の次回では参加都道府県数でも過去最大となることを期待しよう。
全日本リレー大会に参加した者ならわかると思うが、こうやって都道府県でまとまって様々な年代の者が1つのチームとして一緒に戦うことは非常に楽しい。この楽しさはもっと多くの人で共有すべきだろう。

速報より、

ME
1 東京1  2:12:05 篠原 岳夫-加藤 弘之-山口 大助
2 神奈川1 2:19:49 小暮 喜代志-李 敬史-紺野 俊介
3 埼玉1  2:20:51 新 隆徳-柳下 大-高橋 善徳
4 茨城1  2:23:23 神谷 泰介-小泉 成行-高橋 雄哉
5 静岡1  2:24:14 和久田 好秀-松澤 俊行-田濃 邦彦
6 埼玉2  2:28:34 小林 知彦-太田 貴大-水嶋 孝久
WE
1 神奈川1 2:47:47 宮川 祐子-宮川 早穂-石山 佳代子
2 茨城1  2:48:00 稲葉 茜-朴峠 周子-千葉 妙
3 三重+滋賀1 2:51:37 関谷 麻里絵-横江 君香-加納 尚子
4 東京1 2:55:28 篠原 夏子-森澤 寿里-渡辺 円香
5 千葉1 3:05:20 太田 夏美-宮本 知江子-津田 春菜
6 宮城1 3:08:23 本間 理紗-鈴木 聡子-江幡 禎子
MS
1 兵庫1 2:22:31
2 東京1 2:22:41
3 大阪1 2:37:13
4 愛知1 2:38:58
5 福島1 2:45:07
6 神奈川1 2:49:20
WS
1 東京1 2:11:10
2 千葉1 2:33:33
3 埼玉1 2:56:42
4 東京2 3:01:20
5 大阪1 3:02:52
6 福岡1 3:28:44
MJ
1 宮城1 2:30:35
2 愛知2 2:33:40
3 埼玉1 2:39:10
4 京都1 2:48:54
5 愛知5 2:49:19
6 愛知1 2:49:45
WJ
1 宮城1 3:16:17
2 東京1 4:07:36
MV
1 千葉1 2:09:03
2 埼玉1 2:18:15
3 大阪1 2:26:04
4 三重1 2:35:35
5 東京1 2:43:09
6 愛知1 2:47:01
WV
1 埼玉1 2:10:26
2 愛知1 2:36:26
3 神奈川1 3:04:31
4 大阪1 3:09:21
XV
1 愛知1 2:46:30
2 埼玉1 3:00:29
3 東京1 3:03:17
4 大阪+兵庫1 3:05:13
5 愛知2 3:08:12
6 神奈川1 3:19:23

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ME中トップタイムの松澤のルート図

団体総合

順位 ME WE MS WS MJ WJ MV WV XV 得点
1 東京 9 6 5 6 1 5 2 4 31
2 埼玉 7 3 1 4 4 0 5 4 5 24
3 神奈川 8 9 1 1 1 2 2 22
4 千葉 4 5 1 5 1 0 6 21
5 愛知 3 2 3 5 0 1 3 6 19
6 宮城 1 4 6 6 17
7 茨城 6 8 1 1 16
8 大阪 1 4 3 4 1 1.5 12
9 静岡 5 1 0 1 1 8
10 兵庫 6 1.5 7.5
11 京都 1 1 1 3 0 1 7
12 滋賀 1 3.5 1 1 6.5
12 三重 3.5 3 6.5
14 新潟 1 1 2 4
14 福島 1 2 1 0 4
16 福岡 0.5 2 2.5
17 山梨 2 2
17 岩手 1 1 0 2
17 石川 1 1 0 2
17 長野 1 1 2
17 岐阜 1 1 2
17 岡山 1 1 2
23 北海道 1 1
23 福井 1 1
23 広島 0 0 1 1
23 群馬 1 0 1
27 佐賀 0.5 0.5
28 和歌山 0 0

※この総合団体成績得点表はO-Newsが速報を基に独自に計算したものです。表彰式での発表と一部違っているものがあります。正式なものは公式発表をお待ちください。公式なものが出た後はこの表を書き換える可能性があります。

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