それぞれのインカレへ-日本学連会長 河合利幸

 インカレ会場でその姿を拝むだけではなく、知らず知らずの内に大会会場で、あるいはテレイン内ですれ違うことも多い日本学連・河合利幸会長。近日に迫った今年のインカレに関してだけではなく、過去のインカレや学生OL界についても話をしてもらった。「歴史の証人」から、後進に贈る言葉の数々に触れて欲しい。

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~まずは自己紹介として、現在の所属やOL歴を教えてください。~

河合利幸:
「所属はOLCレオ、OL歴は、高1から…ということは、1975年から始めていますので、33年ですか。出身大学は大阪大学で、第1回から第3回までインカレにも出場しています。」

~黎明期のインカレのお話は、その頃を知らない者には興味があります。学生時代のインカレの思い出を聞かせていただけますでしょうか。~

河合:
「第1回と第3回が特に印象深いですね。第1回は、当時まだ関西の競技者にとって珍しかった4色刷りのOマップが出て来て、凄いな、と感じました。3回目は初めて全員宿泊となったインカレでしたから、これも印象に残っています。その時は、…確かちょうど10位じゃなかったかな…ベストテンに入れて嬉しかった、というのもあります。その時に競っていたライバルは、今も同じクラスで競い合っていますよ。あと、4年生の時は卒業研究の関係で出場できず、非常に残に思った記憶があります。」

~インカレで一喜一憂あり、卒業後も常に競える相手がいる、というのは競技を続けていくモチベーションになりますよね。インカレ運営の経験なども話していただけますか。~

河合:
「第6回は関西(京都と大阪の府境に位置する「摂丹街道」)での開催でして、実行委員長をやる羽目になりました。雪の中で試走しまして、『開催できるんかな』と心配になったことが思い出されます。あの場所でそんなに雪が積もるなんて、今では考えられないですけれどね。あと、開会式会場では修士論文を書いていました。よく提出できたな、受け取ってもらえたな…と。もちろん、競技は無事に開催され、大会は成功しました。

~会長は現在、研究職に就かれていらっしゃるのですから、開会式会場で書いた論文が評価され、今につながっているのかもしれませんね。~

河合:
「それは、どうかな…。」

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10月19日関西パークOフィニッシュ後の河合会長

~それでは、次は日本学連会長として、現在の学生OL界についてお話していただきましょう。学生競技者の人口減少が大きな問題となっていますが…。~

河合:
「競技人口が減っているのは、オリエンテーリングに限りませんから。自分自身が勤める大学でも、学生全体のクラブへの加入率は減っており、15%ほどしかない、と聞いています。そうした状況で競技人口を増やすことは難しいでしょう。

何も、規模が小さいのは悪いことだけではないと思いますよ。人が少ない、ということはお互い知り合いになれる可能性が大きくなるじゃないですか。我々が学生の頃もそうでしたしね、今は「原点に戻っている」と考えることもできると思います。関係者も初心に立ち返り、各クラブで連携し合って活動を充実させていく、というような発想が必要だと思います。その意味では、今後地区学連が果たす役割が大きくなるでしょうし、取り組みに期待したいですね。」

~ポジティブなお考えは参考になります。貴重なアドバイスをありがとうございました。ところで、今度のインカレと併催になる中日東海大会には申し込まれましたか。~

河合:
「インカレ会場にはいつもいるんですけど、実は走ることは少ないんですよ。今回も申し込みはしていません。でも、当日参加で走れるようなら、是非走りたいと思います。最近出ているのはパークO大会ばかりで、久々に森の中でのオリエンテーリングができる機会です。しかも、愛知の森は『白い』ですし、楽しみにしています。」

~会長のお手を煩わせず、心置きなく出走していただけるよう、実行委員会もしっかり準備したいと思います。それでは最後に、インカレに参加する学生の皆さんに向けてのメッセージをお願いします。~

河合:
「インカレを、全力で楽しんでください!」

~河合会長がおっしゃると、説得力満点ですね。読者の皆さんの心にもしっかり響いたと思います。それでは、インカレ当日、会場でお待ちしています。~

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