それぞれのインカレへ-山川克則

 ある程度競技経験を重ねたオリエンティアに、ジェネシス・マッピングの山川克則氏の名を知らぬ者はいないだろう。クラブカップ・リレー等、モンスター・イベントのトータル・プロデュースを手掛けるだけでなく、インカレの地図作成にも初期から四半世紀に渡って関わり続けている。そんなマッピング・マイスター山川氏に、今回のインカレのテレインや地図、コースに関するコメントを頂戴した。

~山川さんが愛知県のテレインで調査を行うのは、2005年以来だと思います。あらためて入ってみての、愛知のテレインの感想を聞かせてください。~

山川「アップはきついが、植生が良く見通しが利く、さらに地面の状態も良く走りやすい、良いテレインです。この辺りは、皆さんの想像通りでしょう。世界選手権の時も村越真ら(註:山川氏と村越氏は東京大学OLKの同期である)と話し合ったのですが、ここで本当に良い地図を作れば、競技者は余計な登り下りをする必要がないナビゲーションができます。つまり、『等高線読みが裏切られない』ということで、今回も調査に際して自分に課したコンセプトは変わりません。原図も良いので、調査もルンルン気分で進行しました。」

~競技性、公平性が保証される、ということですね。調査中に苦労したことはなかったでしょうか。~

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インカレ2008実行委員長・松澤にインタビューする山川氏の写真。
今回の記事では、質問者と回答者の関係が入れ替わっている。

山川「ここで言えないこともあるけど、話せる範囲でなら…。間伐、伐採が予想以上で、その部分の調査は少し難儀しました。でも、しっかりと仕上げてあるので、読図をすれば通れる場所、通れない場所が判断できます。実力者は、そうしたエリアでも問題なく走り抜けられるでしょう。」

~試走会にも随時立ち会われています。コースについての感想をお願いします。こちらも、話せる範囲で…。~

山川「クラスを問わず、『愛知でしか実現できないレッグ』『ロング・ディスタンスの大会らしいレッグ』があるのは売りでしょうね。詳細はもちろん、当日のお楽しみです。」

~私も試走していまして…おっと、余計なことを言うのは控えて話題を変えましょう。近年の愛知インカレは、他の地域から若手を集めて運営していました。今回は、東海地方の若手中心の実行委員会が組織されています。運営者の様子を見てどう感じますか。~

山川「フレッシュなエネルギー、やる気を感じます。参加者の皆さんにも、若い運営者の働きぶりに期待して欲しいですね。」

~最後に、参加される学生の皆さんに一言お願いします。~

山川「その要望に対しては、各所で話していることを繰り返します。『インカレは準備すれば絶対に結果が出る大会、準備が裏切られない大会』です。健闘をお祈りしています。」

~「準備通りの結果が出る」、それは明快であり、痛快である反面、残酷でもあります。学生の皆さんの覚悟が問われますね。それでは山川さん、当日は共に会場で、ドラマチックな場面の数々に期待しましょう。~

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