ロゲイニング・シリーズいよいよ開幕-霧ヶ峰ロゲイン2008

 近年、オリエンテーリング界にとどまらず、アウトドア界に広くロゲインの人
気が高まってきた。その流れを受け、今年からロゲイニング・シリーズが開設さ
れた。6日の霧ヶ峰ロゲイン2008は、その第1戦を兼ねて行われた。

 ロゲインはスコアオリエンテーリングの拡大版。競技時間の長さで呼び方を変
えているようだ。短くて3時間程度のものから、本格的なもの(世界選手権など)
は24時間かけて行われる。ロゲイニング・シリーズ2008は、JOAと日本ロゲイン協
会が主催で年間6戦を指定し、上位3レースの合計でチャンピオンを決定する。各
レースは短いもので3時間、長いものでは12時間にも及ぶ。

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 霧ヶ峰ロゲイン2008は地元、諏訪市オリエンテーリング協会と長野県オリエン
テーリング協会が主催。近年この時季は、霧ヶ峰周辺で市民向けオリエンテーリ
ング大会が開催されてきた。霧ヶ峰の自然をもっと多くのアスリートに提供でき
れば、ということからロゲイン開催(併設)に至った。

 草原や湿原への立ち入りが制限される都合上、参加者上限を200人に定めての募
集となったが、シリーズ第1戦ということもあって予想されたとおり事前申し込み
が殺到。受付期限の1ヶ月前には定員に達し、募集が締め切られた。いわゆるオリ
エンティアだけでなく、さまざまなアウトドア愛好者たちが集まった。

 競技エリアは霧ヶ峰高原全域で約4km四方あり、最高標高は車山山頂の1925m、
標高差は380m程度で、会場の霧ヶ峰スキー場ファミリーゲレンデの標高は1640m。
競技エリアの大部分がオープン地帯であるのに対し、当日は天気に恵まれたとあ
って、紫外線を強く受けながらのレースとなった。参加者たちは各々工夫して補
食や水分補給の装備を用意していた。

 大部分を占める草原および湿地帯は立ち入り禁止で、ほとんどが道あるいは防
火帯といったラインたどりとなる。とは言え、地図上で小径・小道で表されたも
のでも岩がちだったり、石が敷き詰められたようなもの、ぬかるんだり水がたま
ったりしたもの、下草が茂って判別しづらいものなど豊かな表情を見せる。競技
開始10分前から地図を見ての作戦タイムとなるが、各々の体力レベルに合わせた
ルートには幅があり、スタートの合図と同時に参加者たちは思い思いの方向に散
って行った。

 今大会は31点から102点までのコントロール計30個に対し、時間オーバーは1分
切り上げごとに100点減点と割引率が厳しい。最高点は男女とも21歳以上49歳以下
のクラスがマーク。男子は村越真が最多点数分のコントロールを回っておきなが
ら惜しくも8秒の時間オーバーで3位に。サンスーシの渡辺達也が、前日と合わせ
て莫大な運動量をこなした柳下大を抑えて優勝。女子は前週のさくらんぼ大会に
続き、豊富なトレーニング量を裏打ちすべく酒井佳子が制した。

 本大会にはO-mapの基準をベースとした特製の地図が使われた(縮尺1:15000、
等高線間隔10m)。霧ヶ峰周辺は、アウトドアスポーツ用に使える精度の良いマッ
プが今までになかった。本大会も観光客が多数散策する中で行われ、競技者は互
いに迷惑にならないよう、気を遣いながら共存することが求められた。地元主催
者側も今回を第1回とし、来年以降も継続開催していきたい意向だ。霧ヶ峰一帯で
軽々に行動してトラブルを起こされると、この計画も水泡に帰す。そのような理
由から本大会で使われた地図は複製が禁じられていることをお互い理解したい。

 以下、速報より。

M21-49
1 渡辺達也 1681 サンスーシ
2 柳下 大 1666 Team阿闍梨
3 村越 真 1613 TEAM阿闍梨
W21-49
1 酒井佳子 Team Ski-O 1363
2 田島利佳 TEAM阿闍梨 1170
3 林 佳苗 ラタマキュー 1109


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