個人戦も東海・近藤が制す−インターハイ2007

 第21回インターハイは23日、『村山口登山道IV』において個人戦が行われ、東海高校1年の近藤康満が優勝した。東海高校は昨日の団体戦も優勝しており、団体・個人ともに優勝で完全勝利を手にした。

 インターハイは午前中に併設大会と中学生を含めた一般クラスの競技が行われ、選手権クラスは昼からのスタートとなった。静岡では前日に桜の開花宣言がされたほどの陽気で、本日も日向にいればかなり暖かかった。

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インターハイ『村山口登山道IV』MEFA(258KB)

 6-7にある給水地点での中間計時に最初に現れたのは麻布学園の野本圭介。タイムは25分台とかなりいいペース。そしてその後が続かない、となんだか昨日と似た展開。

 それからしばらくして野本が会場に現れフィニッシュ。ウィニング設定60分に対してタイムは48分台。周囲からもざわめきが起きる。
が、結果はコントロール飛ばしのDISQだった。14ポをスルーしていた。ちょうど地図を持った指の下に14ポが隠れてしまい、それで見逃してしまったとのこと。タイムがタイムなだけに非常に惜しいこととなった。

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 そして次にトップに立ったのは同じく麻布学園の小山達之だった。野本のペナにより麻布最後の希望の星として暫定トップに君臨。タイムは56分台前半。中間計時では28分台だったが、野本を除く優勝候補たちのタイムも28分台以上と、同じようなもの。シード選手を含む残りの選手たちのタイムに注目が集まる。

 時間が経つにつれ、1人また1人と優勝の可能性が消えていき、中間計時からの予想でも勝てる見込みのある選手が減っていく。これは小山が優勝か?と囁かれ始めたころ、歓声とともに東海高校の近藤が会場へ。小山の56分前半に対して、姿が見えたときでまだ54分台。タイムは十分。野本の例があったので会場に一瞬不安の走ったペナチェックも無事通り、トップタイムを更新。そしてそれから十数分後、近藤の優勝が確定した。

今回は個人団体ともに東海高校が制し、近藤はその両方で優勝。東海高校で10年、顧問の大野先生はこう話す。

ここ(インターハイ)に6年、ですかね。最初のときから…枠をとってから、最初は団体戦で何とかがんばろうとやってきました。
それで、偶然最初に個人戦で勝ったんですけど、その後団体も勝って個人も勝って両方勝とうとがんばってきました。

今回はみんなトレーニングも地図読みもしっかりやってましたので、しっかり成果が出てよかったと思います。
今回、運営にOBもたくさん入って、だいぶ雰囲気もこの大会に入りやすい形で臨めたので良かったと思います。

(クラブも)もう自分たちでいろいろできるようになりましたので、この10年で少しは慣れてきたかな、と思います。

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 すっかり中高校界の強豪校へと成長した東海OLC。今後の活躍も非常に楽しみだ。今回、ルートを描いてもらいながらレースの内容を近藤・野本に振り返ってもらったが、
2人ともかなり地図が読めている。まだオリエンテーリングを始めて日が浅い部分もあるが、高校トップクラスにくる選手たちは、やはり走る姿・雰囲気が周りとは少し違う。
彼らの今後の成長・活躍にも期待が持てるだろう。

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