泥雨の熱戦、日下・関谷が制す!−インカレロング

栃木県日光市においてインカレロングが開催され,ロング部門での覇者を目指し熱い戦いが繰り広げられた.男子11km,女子8kmという長い距離だけでなく,前日からの雨の影響でテレイン内は非常にぬかるんでおり,ロングならではの非常なタフさを求めるレースとなった.

※ルート図、掲載しました。

今回のコースでは前半が山間部中心,マークトルート区間を挟んで後半だいや側公園内と,本来の体力・技術力を問うロングではなく,後半いかに集中力を保てるかが勝負の分かれ目となった.

男子選手権では,中間時点で東京大学4年の茂木が一位通過.そのまま優勝かと思われたが,後半タイムを崩し,結果3位に終わった.優勝は着実にミスのない堅実なオリエンをした東北大学3年の日下(ひした)が初優勝した.

女子選手権では,京都大学3年関谷が序盤から圧倒的な力の差を見せつけ,見事昨年の3月のミドルから二冠を達成した.また,新人特別賞を取った十文字学園女子大学1年の高野が6位とわずかなタイム差で7位につけるという結果を残しており,今後の成長が非常に楽しみな選手である.

以下その他の結果である.

ME – 11.1km ↑400m
1 日下雅広 1:25:06 東北3
2 西村徳真 1:25:30 京都4
3 茂木堯彦 1:26:51 東京4
4 長縄知晃 1:27:04 東北4
5 小山温史 1:27:18 東京工業4
6 林泰斗 1:28:15 東北4
WE – 7.79km ↑210m
1 関谷麻里絵 1:02:46 京都3
2 千葉妙 1:12:06 筑波4
3 稲葉茜 1:14:14 筑波4
4 井手恵理子 1:14:33 日本女子4
5 笠原綾 1:14:47 日本女子4
6 松永真澄 1:17:13 日本女子3

今回の大会では当初配布予定だったディスクリプションが間に合わず当日配布になるなどの混乱が若干見られたが,要項の時点から議論の中心となっていたマークトルート区間については特に混乱は見られなかったようだ.

次回春のインカレミドル・リレー部門は3月7-9日の日程で奈良県にて行われる.

以下優勝者よりコメントをいただいたので掲載する.

東北大学3年 日下雅広

 入賞にくい込めれば…と思っていたのが優勝という結果になったことに驚いています。テレインは平坦というイメージを持っていたのに、本番では斜面を何度も駆け上がり、前半の時点でへとへとでした。さらに、長い舗装道路区間が2つもあり、今回のレースをさらにハードなものにしていました。非常に厳しいレースでした。

 その厳しいコースを全力で走り切れたのは、何と言っても部内での競争のおかげだと思います。今年の東北大は去年に増して層が厚く、お互いにレベルを高め合う非常に良い環境にあります。その中でトレーニングを始めるようになり、その成果が今回発揮されたのだと思います。

 4ヶ月後はミドル競技ということで、もう一度気合いを入れ直して臨んでいきたいと思います

京都大学3年 関谷麻里絵

 京都大学3回生の関谷です。選手権2つ目の金メダル、2つ目のトロフィーを手にすることが出来ました。今は純粋に嬉しいのと、絶対に優勝しようという自分との約束を果たせた達成感と、2冠目を手にした重みが入り混じった気持ちです。ゴールした後のコメントでも言いましたが、今回のインカレロングは春のミドルからの連続制覇、というよりは去年のロングの借りを返す気持ちで臨みました。去年駒ヶ根で取り逃した表彰台、その悔しさを原点として、春インカレの後新しい気持ちで今回のインカレに向かってくることが出来たように思います。

 今回のインカレに向けては比較的良い状態で取り組んでくることが出来ました。何より同じ大学の仲間が頑張っていることが私の原動力でした。「男子に負けないくらい走ってやる」を胸に、トレーニングを続けてきました。インカレ前には地図読みや、技術練にも積極的に取り組んできました。ロング前日はスプリントでペナって落ち込み、モデルイベントで訳が解らなくて落ち込みでしたが、逆に吹っ切れてもう分相応にやろう、と決めました。基本に忠実に、遠くを見ろ、正置とプランをしっかりしろ、しんどくても走れ。そして、思い切り楽しめ。当日はそれに従うのみでした。走りやすい綺麗な林、顔を上げれば見える大きな地形、異国に来たかのようでした。前半はミスはありましたが、冷静に対処することが出来て、傷をなんとか抑えられました。後半はここでミスすると勿体ないと思い、出来る限り安全策を尽くしました。痛いミスもありましたが、オリエンテーリングを楽しむという面で良い状態を保てたレースだと思っています。

 しかし走ってみて未熟だと感じる点も多く、特にミドルでのファインなスピードレースになると対応が追い付かなくなるのではと感じました。このあたりも含め次回までの課題はたくさんあります。少しでも確実にこなしたいと思っています。インカレミドル、私は勿論連覇を取りに行きます。皆さんが成長してくる以上に、成長してみせます、「負けたくない」から。そして、もっともっと上も目指していきたいと考えています。

 それでは、最後になりましたが運営して下さった皆様ありがとうございました。全国のライバルの皆さん、また次へ向けてお互い頑張りましょう!

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女子選手権クラス

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男子選手権クラス

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