加賀で燃えた全国の選手団−全日本リレー

全日本リレーが7日石川県加賀市『加賀海岸』にて開催された.優勝は先にお知らせしたとおり,ME埼玉,WE東京,総合埼玉だった.埼玉の優勝は富山以来6年ぶり.

全日本リレーはJOA会員の各都道府県対抗のリレー大会.年齢無制限の男女日本選手権と年代ごとの選手権の成績をポイント化し,団体戦を競う.幅広い年代の選手層の厚さが必要であり,各都道府県の総力が試される.

出場できる選手は各都道府県協会に競技者登録をしている者.競技者登録は,例えば学生なら出身の高校の所在地でも登録できるため,現住所ではなく出身地で登録,出場している者も多い.普段のクラブから離れ,普段なかなか会うことのできない故郷の人たちとチームを組んで戦うのもまた面白いだろう.
また,同じ都道府県内のライバルチームもこのときばかりは1つのチームとして力を合わせる.そういった普段とは違うチームでの争いがまた面白い.

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ME埼玉1走高橋善徳のルート図

今回のテレインは2001年のインカレショートで使用された『加賀海岸』のリメイク。旧マップよりも範囲が狭められたが,加賀海岸独特の魚の骨状の地形が多数存在し,正確なナビゲーションが要求されるコースだった.
元々難易度の高いテレインの上,直前に松食い虫除去のための重機により道や地形が変化し,その影響もあってか競技時間を超えるチームが続出した.また,10月のわりに急遽給水所が設けられるほど高い気温となるなど,厳しい条件が重なり,全体的に荒れたレースとなった.

どのクラスでも3走での大逆転劇が多く見られ,3人まとめるリレーの難しさ,順位の移り変わりから目の離せないリレーの面白さがたくさんあった全日本リレーだった.MEは2走終了時点で愛知(3走:安斎)が2位の埼玉(3走:坂本)に5分差をつけてスタートしたが,その差を跳ね返し埼玉が優勝。
WEはトップの東京(3走:渡辺)が最終コントロールをチェックした直後に埼玉(3走:田島)が現れ,最後のスプリント勝負かと思われたが,そのまま東京が振り切って優勝.僅か18秒差だった.

今年からME/WEの最高得点が9点(昨年までは12点)になり,XV(スーパーベテラン)クラスが新設され,完走点が加わるなどルールが一部変更になったが,
総合成績としては,ME,MS,MVで優勝した埼玉県が力の差を見せつけ優勝した.埼玉県はこの日のために1年間,練習会や講習会を重ねチームの強化に努めてきた.その結果,出場した全クラスで入賞を果たし会場内でも一際目立っていた.WJで3位に入賞した埼玉WJチームには,まだ小学校5年生の女の子がメンバーにいたのも驚きだ.

総合成績を見ると,やはり多くのクラスに出場している(≒登録選手の多い)所が好成績を残している.各都道府県内での普及・強化・出身学生の勧誘など,チームの強化のためにはやるべきことやれることが多くある.全日本リレーはそういった努力の,一つの集大成・見せ場でもあるように思う.

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